マークスタイラーの「アンスリード」は、26年秋冬で10周年を迎える。これを機に、外部のデザイナーやディレクターと協業する新プロジェクト「アンスリードアザーズ」を始動する。
(松本寧音)
第1弾は、約27年間「ア・ベイシング・エイプ」でディレクションを担当してきた双子の山野辺一徳さん、勧二さんによるメンズのカプセルコレクションだ。メインコレクションでは、原点回帰をテーマにブランド初期のモチーフである「ORIGAMI」が復活する。
アンスリードアザーズは「アンスリードの構造や美意識がどのように変換されるのかを探る」というもの。今回は「レディスの派生ではなく、同じ思想から生まれたもう一つの提案」として、山野辺兄弟にメンズの企画を依頼した。
2人が着目したのはブランドを象徴するオーバーサイズ、マルチウェー、古着をベースにしたミリタリーの三つ。メンズが着てゆとりのあるサイズ感をベースに、「アヴィレックス」と3者協業したMA-1(税込み7万400円)やファスナーとスナップボタンを両方配したコーチジャケット(7万2600円)、ワークパンツ(4万6200円)などを揃えた。


ORIGAMIのプリーツディテールやブランドカラーのブルー、グリーンが随所に使われており、アンスリードらしいモードな雰囲気が特徴だ。
代表的なディテールは、プリーツやタック、カラーブロッキングなど。メインでは、このデザインを打ち出したデビューコレクション10型を復刻販売する。ライダーズジャケットを異素材ドッキングでショート丈にしたり、段ボールニットのトップをドレスにしたり、ベースはそのままに現代風にアップデートした。このほか、様々な生地を折りたたんで裾に重ねたシャツやN-3B風のマウンテンコートなど、初期のデザインをほうふつとさせるアイテムが充実する。


10周年を一つの区切りとし、「11年目の27年春夏からはブランドを一歩進化させる」という。アンスリードアザーズを継続していくほか、新たにコレクションピースの企画などを検討している。
