製品プリント加工の丸昇、ビンテージの技術力発信

2017/05/15 06:23 更新


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 製品プリント加工の丸昇(愛知県蟹江町、安藤明弘社長)は、強みのビンテージ風のプリント加工を生かしたTシャツ「クラブコーヴ」を軌道に載せている。本業は加工受注や製品OEM(相手先ブランドによる生産)だが、物作りへのこだわりが評価され、このほど初めて百貨店催事を行った。

 クラブコーヴの立ち上げは7年前。「うちは工場だし、これでメシを食べていくつもりはない」(安藤社長)が、独自のノウハウで完成度を高めてきたビンテージ加工を、より多くの消費者に理解してもらう手段として始めた。

 古着っぽさを上手く表現できるよう、Tシャツボディーから特注し、米国に残るデッドストックの生地を使い、ロサンゼルスで縫製している。プリントは本社工場で行い、サーフ柄やハワイアンモチーフをアレンジ。OEMで客先のニーズに応えて鍛えられたテクニックが満載だ。

 一例を挙げると、フロッキープリントは、白色のバインダーを使い、プリントのひび割れ(クラック)の下から、かすかに白をのぞかせて古びた見え方を再現、微妙なニュアンスまで表現する。黒のプリントには、堅牢度を落とした特殊なインクを使う。5回ほど家庭洗濯すると、経年劣化した古着のように白茶けた色に変わるのが魅力だ。

 シルクスクリーンを使ったハンドプリントに限らず、インクジェットプリンターも活用する。最新技術でビンテージを表現できたのもテクニックを追求した結果だ。6900円と7900円。アパレルブランドの製品なら1万円を超えるクオリティーだが、値ごろに抑えている。

 このほど、高島屋京都店で期間限定店を開設し、店頭での実演プリントも実施した。百貨店催事は同ブランド初で、限定柄をその場でプリントして販売した。今後も「発信力のある工場を目指していきたい」という。

サーフ柄やハワイアンモチーフのビンテージプリントが売り


高島屋京都店で初の催事を実施。店頭で実演プリントした



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