26年春夏パリ・ファッションウィークで三つのショーを回り、滞在10時間の合間にできる限り合同展やショールームを駆け巡った。
(ライター・益井祐)
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まず初めにウィーク公式の若手展示会「スフィア」へ。2人のニューフェースが加わっていた。東京でショーをしたことのある「J・シモーネ」のインスピレーションとなったのはパリだ。シャンパングラスがのっているのは赤いクロスのかかったテーブルかと思いきや、洋服。その隣にはハトのテーラードジャケット。ボディーを覆うスパンコールはバブルティーの容器を加工して作ったものだ。実物のビンテージのキーチェーンやチャームが帽子やベルトを飾り、プリントとしてもドレスに落とし込んだ。



もう1人は中国出身の「リズポリ」。「Yプロジェクト」で経験を積んだ。以前はもっとコンセプションなデザインだったが、方向性をシフトしたようですごくリアル。デニム風に見えるのはオーガニックコットンを染色しウォッシュしたもの。