《素材メーカー、商社の決算分析③》紡績㊤ 市況回復を追い風に5社が増収

2023/05/23 12:30 更新有料会員限定


 紡績の23年3月期決算は、市況回復を背景に5社が増収となった。ダイワボウホールディングス(HD)とクラボウは大幅に収益を伸ばした。ほか4社の営業損益は原燃料高と円安によるコスト上昇が響き、3社が減益、1社が赤字だった。

【関連記事】《素材メーカー、商社の決算分析②》合繊㊦ 事業環境はゆるやかに回復

主力事業が好調

 ダイワボウHDは、収益の9割を占めるITインフラ流通事業が好調で、売上高は前期比19.9%増、営業利益は17.3%増。主に企業・官公庁などで安定的に受注があり、パソコンやネットワーク機器が好調に売れた。パソコン出荷台数は前期比5.4%増の299万2000台。「(国内の)法人利用のパソコンの3台に1台以上は当社が関与している」という。サブスクリプション(定額制)製品の契約も増加。高校の生徒用端末や小中学校の教職員用端末の導入案件も増えた。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定連載



この記事に関連する記事