靴資材企画販売のMATERIO 日本水準の海外生産

2018/05/14 04:25 更新


東京都台東区にあるショールーム兼商談室

 MATERIO(マテリオ、東京、山口尚郁代表)は3月に設立したばかりの靴用資材の企画販売会社。靴資材問屋での経験を生かし、山口代表が起業した。

 一番の特徴は、日本水準の品質、機能の靴資材を海外で生産し、海外の靴メーカーに販売すること。最終製品は日本で販売されるため、合成皮革でも通気性、消臭などの機能を標準装備する。

 アッパーの合成皮革は中国、生地は台湾、中国で主に生産する。海外生産にしたのは、日本では材料調達が難しくなりつつあるため。合成皮革も産業資材向けは新しいものもあるが、ファッション向けは少ないという。現在は日本の大手専門店、セレクトショップ、アパレルメーカーなどを対象に販路を広げようとしている。

 アパレルメーカー、靴メーカーとグループを組み、靴で素材から小売りまで一気通貫体制も作った。現在社員は3人で、台湾にパートナーを2人置いている。2、3年後には社員を5人ほどに増やしたいとしている。




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