メンズブランド「メアグラーティア」 縫製工場を仲間と引き継ぎ共同経営

2024/06/25 08:00 更新有料会員限定


3社で共同経営する山梨県甲州市の縫製工場

 中小のデザイナーブランドにとって、小ロット生産に対応してくれる国内の縫製工場は生命線だ。だが、コロナ禍を経て大手企業の国産回帰の流れも強まり、作れる場がどんどん減っている。そうした状況下、メンズブランド「メアグラーティア」のデザイナー、関根隆文代表は取引していた縫製工場が閉鎖すると聞き、事業承継を決断した。1社での工場運営は困難と考え、仲間の企業と3社での共同運営で今春から再スタートを切った。

(大竹清臣)

 事業を譲り受けた縫製工場は、山梨県甲州市で35年前から操業を続けるajaクロス(鶴田今佐男代表)。かつては東京に近い地の利を生かし近隣に縫製工場が多かったが、現在は激減している。同工場は本縫いミシンを中心に厚物用ミシン、ボタンホール機などが揃う。裁断は手作業でプレス工程は外注している。

意思疎通できる

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事