名古屋市名駅の名鉄百貨店本店が2月28日、閉店した。午後7時10分、本館正面玄関前で石川仁志社長が「名鉄百貨店を大切に思い、大事にしてくださったお客様、全ての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。またお会いしましょう」とあいさつし、従業員とともに深々とお辞儀をすると、シャッターがゆっくりと下り、71年の歴史に幕を降ろした。
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同店は54年12月の開業、名鉄名古屋駅に直結し、名古屋駅前の顔として親しまれてきたが、25年3月に親会社の名古屋鉄道が名古屋駅周辺地区の再開発計画を発表し、2月末で同店は営業を終了するとしていた。昨年12月再開発計画は白紙となったが、同店の閉店は予定通り実行された。

名古屋市内にはかつて、5社7店の百貨店があったが、10年8月に松坂屋名古屋駅店、18年6月に丸栄が閉店。名鉄百貨店も閉店すると、市内の百貨店は4店となり、名駅地区はJR名古屋高島屋だけとなった。
