環境省は3月24日、「サステナブルファッションの推進に向けたアクションプラン」を策定した。衣服の回収・リユース・長寿命・循環を促進し、30年度までに家庭から廃棄される衣服を20年度比25%(約13万トン)削減する政府目標の達成を目指す。
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昨年10月から今年3月まで3回開催した「持続可能で循環型であるファッションに関する検討会」の意見や関係者へのヒアリングを踏まえ、自治体・事業者・生活者に期待される行動や、政府が実施すべき施策を整理した。経済産業省、消費者庁などとも連携し、家庭から出る廃棄衣料削減の取り組みを進める。
目標達成に向けた課題の一つは回収で、行政回収の拡大で3.5万トン、民間回収の拡大(拠点8000件相当)で2.5万トン削減につなげる。またフリマアプリを介した個人間取引や古着店などを通じたリユース拡大で3万トン削減を見込む。残り4万トンはリデュースでの達成を計画し、消費者の行動変容を背景にしたシェアリングやレンタルといった衣類の稼働率向上と、メンテナンスやリペアによる寿命延長で廃棄減を想定する。
これらの実行に向け、行政回収のコスト低減に向けた支援や、民間回収拠点のマッピングなど見える化、繊維to繊維リサイクル事業や関連研究・調査の推進などに取り組む。
参考資料として25年版の衣類循環の現状もまとめた。国内の衣類の新規供給量82万トンに対し、家庭から63万トンが放出され、このうち46万トンが「可燃・不燃ごみ」などとして焼却・埋め立てされていると推計した。