既存スポーツブランドに宣戦布告 本田圭佑氏が「mgh」設立

2025/06/16 07:58 更新NEW!


本田氏は「高価格化する既存のスポーツブランドに思うところがあった。スポーツを始めるハードルを下げたい」と語った

 世界中のスポーツブランドに宣戦布告――サッカー元日本代表の本田圭佑さんが創業メンバーに入るmgh(東京、黒飛功二朗代表)は、スポーツブランド「mgh」(エムジーエイチ)を立ち上げた。AI(人工知能)とDX(デジタルトランスフォーメーション)を駆使し、機能とデザインを備えたリーズナブルな製品を企画・生産し、オンライン販売する。「高価格化とハイブランド信仰が加速するスポーツ用品市場に革命を起こす」ことを目指す。

 26年2月に男女のウェア各約10型とシューズを揃え、ブランド公式サイトで販売する。企画でAIを活用し、デザイン工程を短縮する。ユーザーから注文が入ると瞬時に中国・広州のスマートファクトリーで生産。消費者には、2週間で届くという。ウェアの素材は東レのスポーツ・衣料資材事業部、シューズ製造ではライフギアコーポレーションと協業する。Tシャツ(税込み4620円)やシューズ(同1万3200円)などメンズ4点セットを販売。1000人限定で抽選販売する。10月にもウィメンズで抽選販売を実施する。

 取締役には本田氏のほか、三菱商事でアパレルビジネスに12年間従事したのち、現在はスポーツジムなどを運営するグリッドネーションの社長を務める林周一郎氏が名を連ねる。

写真左から、黒飛社長、本田取締役、林取締役



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