雑貨の輸入・卸・販売をするミッドタウンプロジェクト(東京、竹之内久人社長)は自社ブランド「Nana-Nana」(ナナナナ)の18~19年秋冬向けの新作を作った。定番のPVCバッグの新色のほか、レザーやナイロンを使ったバッグを揃える。販路は自社ECや国内外のセレクトショップ。
PVCバッグは、ブランドコンセプト「東京のナイトオフィス」をデザインし、夜の高層ビルを色で表現した。定番カラーはクリアとパープルで、18~19年秋冬の新色としてミルキーホワイト、茶、黒も販売する。マチが付いた四角い形のシンプルなタイプで、同素材のショルダーベルト付き。サイズは4種あり、A3(1万円)、A4(8000円)、A5(7000円)、A6(6000円)と用紙サイズになぞらえた。昨年、ニューヨーク発「ジプシー・スポーツ」と協業したデザインも販売している。
栃木レザーを使った新作は、バケツ型に「TRASH BOX」(ごみ箱)と型押しした。サイズはミディアム(4万8000円)とスモール(3万8000円)。ほかに高強力ナイロン「コーデュラ」のウエストバッグ(2万5000円)やポーチ(2万円)もある。バックパック(3万円)は、ゴムで作ったベルトを付けて、「背負わずに肩にかける」スタイルを薦める。
ミッドタウンプロジェクトは06年に設立。イラストレーター、Chocomoo(チョコムー)やファッションブランド「フェノメノン」などと協業した雑貨を企画・販売し、16年12月にナナナナを立ち上げた。
17年11月にはロサンゼルスに米法人を設立するなど、海外市場の開拓も積極的に行っている。今年、海外向けのECも開設。アメリカや韓国のセレクトショップにも卸しており、その経験も強みにブランドを広げたい考えだ。