三越伊勢丹ホールディングスは、杉江俊彦社長が退任し、後任に岩田屋三越社長の細谷敏幸氏が4月1日付で社長に就く。コロナ禍で業績低迷が続く中、新体制で構造改革、店舗とオンラインを融合したデジタル化を加速する。
(松浦治)
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2月26日のオンライン会見で、杉江氏は17年の社長就任以降の実績として「コスト削減、不採算事業の整理に一定のめどをつけた。デジタルや不動産など次の成長の芽が出てきた」と胸を張った。18年3月の伊勢丹松戸店、19年9月の同相模原店、同府中店、20年3月の新潟三越に続いて、21年2月末に三越恵比寿店を閉鎖した。不採算事業の整理や人件費削減で約100億円の販売・管理費を削減してきた。デジタル戦略は20年度にID顧客が160万人、EC売り上げが300億円に達する見通しだ。
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