上海梅龍鎮伊勢丹が6月末に閉店

2024/03/26 10:45 更新


 三越伊勢丹ホールディングスは、中国・上海市にある上海梅龍鎮伊勢丹を6月30日に営業終了する。店舗の賃貸契約の満了によるもの。中国事業は23年12月に成都伊勢丹が閉鎖し、24年4月に天津市の2店舗が営業を終了することが決まっている。

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 上海梅龍鎮伊勢丹は1997年にフルライン型の百貨店として開業し、日本式の品揃え、サービスを提供してきた。近年は競合激化による集客力の低下や地代・家賃、人件費の高騰で収益が悪化し、赤字が続いていた。

 中国の百貨店事業は今後、1店舗となる。不動産会社、仁恒(レンハン)グループとの合弁による天津市の仁恒伊勢丹だけが存続することになる。

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