縫い糸、ニット糸主力の三山(大阪市)がウェブ受注システム「チャチャッター」を開発し、顧客向けにサービスを始めた。特徴は開発を自力でやり切ったこと。時間、労力はかかったが、「受注・出荷業務をわかっている人間が開発した、受発注者双方にとって利便性の高いシステムができあがった」(三山真司社長)と強調した。既に約20社の顧客が利用し、好評だという。
(小堀真嗣)
チャチャッターは、インターネットを活用してリアルタイムで会話するチャット機能をベースにした受注システム。一つひとつの発注依頼や出荷状況などの進捗(しんちょく)を関係者が一覧でき、業務が滞りなく実行されるよう管理する。在庫や試験データの問い合わせなどは、チャットに社内関係者を招待して対応する。