ミズノは11日、イタリアのアウトモビリ・ランボルギーニとの協業商品を発売する。スーパーカーブランド「ランボルギーニ」のイメージとスポーツ用品で培ってきた「ミズノ」の商品開発力を融合させたダブルネームでの展開となる。両社は今年1月にスポーツ用品とイベントに関わるコラボレーション契約を結んでおり、今回はその第1弾。
発売するのはミズノのランニングシューズ最上位機能の「インフィニティウエーブ」を搭載したシューズ「ウエーブテンジン」とTシャツ、吸湿発熱素材「ブレスサーモ」使いのジャケット、アウター類、キャップの10種類。
ウエーブテンジンは波型樹脂プレートを使ったミズノの特許技術「ウエーブ構造」を進化させ、2枚の波型樹脂プレートをミッドソールに使いクッション性と安定性の相反する機能を両立させた。ベロとかかと部分にランボルギーニのロゴを入れ、靴ひもを通すハトメやソールの前足部にはランボルギーニを象徴するヘキサゴン(六角形)を取り入れる。
アパレルはイタリア国旗の色やヘキサゴンを随所に散りばめながら、黒などの落ち着いた色調で高級感を演出。ファスナー部分には車の内装で使われるカーボン柄を用いるなど細部にこだわった。ジャケット、アウター類にはブレスサーモのほか水や汗の処理に優れた新開発の保温素材「ミズノテックフィル」も採用する。
価格はシューズ3万9000円(24~31㌢)。ブレスサーモ使いのジャケットで2万9000円、3万4500円。国内ではミズノの直営店と公式ネットショップで順次発売し、初年度はシューズで200足、アパレルで400着を目標にする。そのほか、イタリア、フランス、オランダ、イスラエル、中国、香港、韓国、シンガポール、米国、ブラジルの10カ国・地域でも販売する。