メンズブランド「モヒート」(ファイブポイント)はブランドの顔として作り続けている開襟シャツがロングセラーとなっており、19年春夏物の受注も堅調だ。
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同ブランドは11年春夏にショーツに特化しデビュー。世界的な文豪アーネスト・ミラー・ヘミングウェイへのオマージュを込めたメンズカジュアル。ブランドディレクターの山下裕文代表が彼の生き様や小説世界から創造の翼を広げて現代にも通じる男臭い服に落とし込む。少しずつアイテムを広げ、トータル提案する。
開襟シャツは「アブサンシャツ」という呼称で、最初から完成された型紙で男臭いシャツとして開発した。オーセンティックなアメカジを提案するセレクトショップなどで根強いファンが多く、シーズン立ち上がりに数枚まとめて購入する固定客もいる。毎シーズン、素材や色を変えるなど進化させている。長袖中心だったが、最近では半袖タイプも人気だ。ここ数年のハワイアンシャツなど開襟シャツのブームも追い風となった。
19年春夏はハードマンズの高級リネン使いをはじめ、ピンタックタイプ、フロッキーのドットプリント、ストライプの上にフォトプリントしたものなどバリエーションを増やす。色では当初人気のなかった黒を打ち出す。
シャツ以外では英ハリースティーブンソンの綿に撥水加工した生地を使ったミリタリーモチーフのノルマンディースモック(4万9000円)やダブルブレスト調のフード付きプルオーバーなども出す。