老舗化粧品メーカー桃谷順天館の挑戦 繊維企業と連携し商品開発

2024/11/26 07:59 更新有料会員限定NEW!


桃谷総合文化研究所の杉野哲造所長

 来年140周年を迎える桃谷順天館(大阪市、桃谷誠一郎社長)。日本で初めて西洋医学を取り入れた化粧水を開発した企業だ。弱酸性の化粧品の先駆けとなったのも同社。その桃谷順天館が、オーミケンシと共同で開発したスキンケア効果のある繊維が「モイストファイバー」。老舗化粧品メーカーの新たな挑戦が始まった。

(藤浦修一特別編集委員)

140年続く主力商品

 桃谷順天館の創業は1885年。この年に販売を開始した「にきびとり美顔水」は、それまでの漢方薬由来のものとは一線を画し、日本初の西洋医学を取り入れた化粧水と記録され、2020年には日本化学会の「化学遺産」認定を受けた。美顔水は処方を変えることなく今も同社の主力ブランドの一つでロングセラーだ。

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