ムーンバット春夏、ブランド導入で活発化

2015/11/13 06:43 更新


 ムーンバットは16年春夏向けでブランド導入を活発化させる。「カルヴェン」の雑貨ライン「カルヴェン・ロンポワン」のほか、華道家の假屋崎省吾さんがプロデュースする雑貨ブランド「フルリール・ラ・ヴィ」の販売をスタートさせる。独創的なブランドを導入することで、市場の活性化に取り組む。

 カルヴェン・ロンポワンは、傘、パラソルのほか、スカーフ、ストールも取り揃え、百貨店販路に投入する。洋傘は16型で、8500~1万5000円、パラソルも16型を揃え、1万~1万5000円。いずれも来年3月からの販売となる。ストールの一部はクリスマスギフトの提案として、12月初旬から先行販売する。

カルヴェンカルヴェン2 (1)

 フルリール・ラ・ヴィは、花柄をふんだんにあしらったスカーフやストールのブランドで、コサージュも10型用意した。中心価格帯は1万円。来年の2月中旬から全国の百貨店で販売する。「美しいものを愛する全ての女性のための雑貨ブランド」(假屋崎さん)として、ターゲットは年代を問わない。素材はシルクをメーンに使用し、全商品が国内製。ブランド名はフランス語からヒントを得た言葉で「人生に花を」という意味を込めている。柄はバラを主力とし、「王妃の庭」「現代的な花々」「春の息吹」という3テーマでデザインした。

フルリール

 ムーンバットは、「市場には数多くの花柄が出回っているが、假屋崎さんの際立った個性を生かすことで、差別化が実現できる」としている。売り上げ目標は16年春夏で7000万円。

 同社は両ブランドに加えて、16年春から英国王室御用達のレイングッズブランド「フルトン」の独占供給にも着手する計画で、特徴あるブランドの相次ぐ導入で事業拡大を目指す。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事