ナルミヤ・インターナショナルは、百貨店販路のベビー・子供服「ポンポネット」「アナスイ・ミニ」を15~16年秋冬物から全面的に国産に切り替える。
この間、日本製の新生児・ベビー服ブランドが順調に伸びており、「百貨店で求められるニーズに応えるべき」と、安心・安全の品質訴求に一段と力を注ぐ。
ベビー向けから140㌢サイズまでが対象のポンポネットは、百貨店42店に売り場を持つ。フレンチテイストの品の良さが特徴でスクールカジュアルからお出掛け用まで揃える。
独自性あるロマンチックテイストの「メゾピアノ」と並ぶ百貨店販路の柱ブランドだが、ポンポネットはベーシックスタイルが多く、デザインだけでは差別化しにくい面がある。昨年から大人のトレンドを取り入れたMDにも取り組んでいるが15年2月期の既存店売り上げは前年実績に届かなかった。
そのため、7月中旬に立ち上げる秋物から一格上の百貨店ブランドとして刷新する。上質な素材を厳選し、価格帯を従来より1000~2000円ほど高めに設定する。秋冬物のトップが7900~1万1800円、ワンピースは9800~1万4800円、コートは2万2800~2万6800円。
また、デザイナーブランドとして人気の高いアナスイ・ミニも、日本製を打ち出して競争力を高める。
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