18年全米小売業大会閉幕 日本からの参加者は321人

2018/01/18 16:39 更新


2018年全米小売業大会の会場

 全米小売業大会が16日、閉幕した。来場者数は昨年の3万5000人を上回る3万7800人と、過去最高を更新した。海外からの来場者数は9403人で、国別ではブラジル(1673人)、カナダ(1308人)、フランス(940人)の順。日本は321人で7番目だが、2年前の177人を大きく上回った。アジアの国の中では韓国の281人、中国の243人を上回り、最も多い。

 全米小売業協会によると、昨年のクリスマス商戦の売上高は、当初の予想を超える前年同期比5.5%増となった。賃金が上がり、雇用状況も良く、消費者の消費への意欲が高まっている。コンサルティング会社のデロイト・リサーチのグローバルエコノミクス部門のディレクター、アイラ・カーリッシュ氏は、米国の昨今の景気について、「ほとんど信じられないくらい良い。嵐がやってくるのかどうかわからないが、良すぎる時は(嵐がくるのではないかと)ナーバスになる」とさえ言い切った。

 そうした中、今年特に感じられたのは、「より質の高い暮らしを目指す」機運が高まっていることだ。今大会で今後広がると指摘されたテクノロジーの一つに、音声コマンドがある。

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