ジュンは19日、東京・渋谷の公園通りにナイキジャパンと組んだ新業態「ナージー」の旗艦路面店を開く。「ナイキ」のウエアやスニーカー、オリジナルウエアなどを揃え、日常にスポーツを積極的に取り入れるアクティブなライフスタイルを提案する。
商品はファッション、ライフスタイルグッズ、ビューティー、フードの四つのカテゴリーで構成。軸となるファッションは、50％をナイキのランニングシューズとスポーツウエア、40％をジーニングカジュアルのオリジナルウエア、10％を国内外からセレクトしたアイテムが占める。
約１９８平方㍍の売り場の中央には、フードやビューティーグッズを集積した什器を設置。スポーツ時もメイクに手を抜かない女性のために、「スリー」のコスメグッズや「グランジェ」のジェルネイルなどを揃える。スポーツの前後に最適なパッケージドリンクやヘルシーフードも販売。さまざまな角度からスポーツをする女性をサポートする。
同社は社会に役立つ事業を推進する「ソーシャルスタイル」という考え方を掲げており、同業態もその一環。スポーツを通じて女性の健康的な生活を後押しすることで、女性の社会進出につなげる。
米国ではスポーツウエアを日常的に取り入れるスタイル「アスレジャー」（アスレチックとレジャーを組み合わせた造語）が人気となっており、「日本でも女性がもっと気軽にスポーツスタイルを楽しむ文化を根付かせたい」（佐々木進社長）という。国内でもランニングやヨガなどのスポーツ人口の増加を背景にスポーツ用品市場は成長を続けており、「商機を感じている」。
11月には大阪のエキスポシティへの出店が決まっており、20年までに25店体制で70億円を目指す。
「スポーツは生き方を前向きにする。日本の女性にももっと気軽にスポーツを楽しんでもらいたい」と佐々木進社長。楽天リサーチによると、女性の７割が「運動不足」を認識しているという
内覧会のゲストで登場したモデルの道端アンジェリカさんと観月あこさん
