コロナ感染が再拡大する東南アジア 出社制限や操業度低下も

2021/07/16 06:28 更新会員限定


 東南アジアで新型コロナウイルスの感染が再拡大している。インドネシアでは感染者数が急増し、タイ・バンコク、ベトナム・ホーチミンではロックダウン(都市封鎖)が決行された。現地に拠点を構える製造業や商社では出社制限や、それに伴う工場の操業度低下など、事業活動への影響が出始めている。

 各地に事業拠点を持つある総合商社は、在宅勤務を「強く推奨している」状況。生産現場はリモートで管理している。「繊維製品やフットウェアの一部の工場で、操業停止や稼働率低下が起きている」もよう。「外出規制が長期化する懸念があり、製品の納期管理や工場再稼働時の工員確保と、品質管理などが課題」と指摘する。

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