ナイキ23年12月~24年2月 純利益5%減、EC3%減収 卸とDtoC戦略を見直し

2024/04/01 18:00 更新有料会員限定


 【サンフランシスコ=立野啓子通信員】ナイキの23年度第3四半期(23年12月~24年2月)決算は、売上高が124億2900万ドルで前年同期比横ばい、純利益は11億7200万ドルで5%減となった。

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 売り上げの伸び悩みは、これまでけん引力となってきたDtoC(消費者直販)が54億ドルで横ばい、その中でも特にECが3%減となったため。代わって北米で整理して来た卸売りが66億ドルで3%増となった。粗利益率は44.8%で1.5ポイント改善、営業利益率は10.9%で1ポイント縮小した。船便運賃や物流経費の縮小があった一方で、製品仕入れ価格の上昇、リストラ費用など7%の経費増で営業利益率は縮小した。

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