ニーナミュウ、新菜さんのラストコレ

2016/03/30 02:58 更新


 デフィ(東京都渋谷区)のレディスブランド「ニーナミュウ」の16年夏物は、「カワイイ」をテーマにビビッドカラーの明るいムードの服を企画した。プロデューサーの内田新菜さんが手がけるコレクションとしては最後になるが、今後は彼女と長く仕事をしてきたスタッフが引き継ぎ、ブランドは継続する。

 夏物は、オパール加工の花柄ワンピース(2万4000円)やオフショルダーのフリルトップなど、女性の可愛らしさを全てのデザインに込めた。

 ライトブルーの半袖ニットプルオーバーに、ハリのあるタフタのピンクのスカート(1万8000円)など、鮮やかなカラー同士のスタイリングも打ち出す。ブランドを象徴するオリジナルのヒョウ柄は、小物のデザインに取り入れた。

 ニーナミュウは、07年に新菜さんが立ち上げたブランド。ブランドを離れる理由について彼女は、「ニーナミュウはずっとカワイイをモットーにやってきた。お客様の中心は20代半ば~30代半ばで、特に20代の女性が多い。立ち上げ当初と違って自分は35歳になったが、ブランドは年をとってはいけない。葛藤はあったが、ニーナミュウではできない新しいことを始めるなら今しかないとも思った。寂しがってくれるスタッフは多いが、今後も連絡を取り合い、相談に乗りたい」と話す。

 締めくくりとして新菜さんは31日に表参道店に行き、お客やスタッフと交流する予定だ。4月以降はフリーとして、美容やファッションに関わる仕事や企業との協業など、幅広く活動したいという。

女性ための可愛らしさを表現した16年夏物
女性ための可愛らしさを表現した16年夏物


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