寧波阪急 開業3週間、売り上げ好調 中国も「体験型」に手応え

2021/04/28 06:29 更新有料会員限定


中国3店目の「ジェントルモンスター」と「NUDAKE」併設店

 【上海支局】4月8日に開業した寧波阪急(運営は寧波阪急商業)が集客、売り上げともに想定を上回る滑り出しとなった。有名ラグジュアリーブランドから浙江省初・寧波初ブランドを多数集めただけでなく、「体験型デパートメント・モール」を掲げた施策がポイントだ。ブランドとともに新たな内装・VMDを整え、カフェやキッズルーム併設店舗を導入するなど、ECでは味わえないリアル体験価値を高めたことで、ターゲットである20~30代の購買力の高い層が頻繁に訪れる百貨店になっている。

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実店舗で買う楽しみ

 開業して約3週間(1、2階を含めた本格オープンは4月16日)、「来店客数とともに、周辺住民の購買意欲は我々が当初想定した以上」(加藤清久寧波阪急商業招商統括部奢侈品・女装部総監)という。開業日は入店の流れが絶えず、16日からの週末3日間にはさらに売り上げが跳ねた。ラグジュアリーブランドの半数以上が、中国内での1日の売り上げで寧波店が1番店になったほど。「マルニ」ではバッグが1日100個継続して売れ、4月の予算は大幅に上回る予定だ。

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