NTTデータは、繊維・ファッションビジネス業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援に本格的に乗り出す。開発したのは、業界のサプライチェーン全体に関わるEDI(電子データ交換)、「FEDI」(フェディ)。製販コミュニケーション連携拠点となるもので、すでに大手アパレルメーカーや商社、副資材メーカーなどと協働でPOC(概念実証)を実施しており、24年中の実装を予定する。
(北川民夫)
仮想BOMで一元管理
FEDIは、企業およびシステム間のデータ交換を可能とする業界標準の仕様を目指すもの。これにより業界全体の効率化に貢献する。さらに「カーボンフットプリントなどの機能も載せていく」予定で、温暖化ガス排出量や再生原料の利用率などの情報を管理する「デジタル製品パスポート」(DPP)への対応も行う。「効率化を実現すると同時に、エシカル(倫理的)なアクションを実現する」としている。
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