《NY合同展の日本ブランド》ショップ・オブジェクトとNYナウ夏展 来場者少なくネットオーダーが増加

2024/08/23 14:00 更新会員限定


 ギフトの合同展ショップ・オブジェクト(8月4~6日)とNYナウ(4~7日)は、「今回初めてスロー(低調)だった」「普段来るバイヤーを見かけない。オーダーも控えめ」など、来場者が少ないという声が共通して聞かれた。ネットやメールでオーダーできるから来ないというバイヤーが増えているが、それは既にそのブランドと商品を知っているバイヤーたち。ブランドにとって合同展は、新規卸売り先を見つけるための場である。その役割が期待しづらくなっているとしたら、合同展の在り方が岐路にたっているということではないだろうか。ただし、8月展より2月展の方が通常、来場者が多く、現在2会場に分散して開催しているショップ・オブジェクトが来年2月はチェルシーの1会場に移転し、NYナウに近くなることから、次回は相乗効果を期待する声も聞かれた。

(ニューヨーク=杉本佳子通信員)

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ショップ・オブジェクト

 エイガールズ(和歌山)の「グリサール」は、赤やブルーなど明るめの色のカシミヤジャージーのミニストール(卸売価格99ドル)が注目された。ミニサイズは約45×約90センチで、軽くて持ち運びしやすいことが好まれている。

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