IT(情報技術)サービスのワンケー(大阪市)は、輸入古着に限定したECモール「スリフト」を立ち上げた。現在はテスト運営中で、3店舗が出店し、商品数は約6万点を揃える。軌道に乗り次第、自社メディアを生かして出店を促していく。
同社は全国の個店専門店の情報を集積したサイト「モノビト」、アラサー女性向けメディア「フォーク」を運営。モノビトは、全国約1300店が登録している。
個店のECは、「人手が足りなかったり、やり方が分からなくて着手できていない店が多い」(福徳一樹取締役)ことから、ECモールの運営に至った。
品揃えは輸入古着に限定することで独自性を出す。出店料は無料で、販売手数料を10%とる。
現在は商品画像をクリックすると、出店企業のECサイトに送客する仕組み。ゆくゆくはECを持たない店も参入できるような基盤を整えたい考え。モノビトの登録店のうち、約4割を占める古着屋にも訴求していく。