オンワードデジタルラボ社長兼オンワード樫山EC戦略グループ長 山下哲さん グループで連携、上質なサービスに自負

2024/02/16 11:30 更新有料会員限定


山下哲さん

 オンワードホールディングス(HD)がグループのデジタル戦略強化を目的として19年3月に設立したオンワードデジタルラボ。山下哲さんは23年3月に社長に就任し、オンワード樫山EC戦略グループ長も兼務する。オンワードHDの23年度(24年2月期)連結業績は、売上高1892億1100万円(前期比7.5%増)、営業利益110億2200万円(2.1倍)を見込む。「クリック&トライ」をはじめとしたOMO(オンラインとオフラインの融合)の取り組みなど、顧客体験向上を目指したDX(デジタルトランスフォーメーション)でその好調を支えている。

DXで顧客体験を向上

 ――デジタルラボの目的と事業内容は。

 ECを店頭と連動したサービスに変えていくこと、そこに向けて強い人材を育成することが目的です。オンワードグループは最終的にお客様あっての商売。一般的にDXというと業務効率化のイメージが強いと思います。しかし、物を作って販売するという僕らの業態におけるDXの本質はCX(顧客体験)の向上だと捉えています。そして、その役割をグループ内の軸として担っているのがオンワードデジタルラボです。

 事業内容は多岐にわたります。自社サイトの「オンワード・クローゼット」を主軸としたECのシステム運営、500万人規模の会員がいる「オンワードメンバーズ」の運用支援など、顧客データを分析して新規客獲得やCX向上につなげています。そのほか、日本の物作り支援「クラハグ」やグルメサイト「オンワード・マルシェ」など、お客様の生活文化をより豊かにしていくため、服以外の分野にも取り組んでいます。

 ――CX向上、新規客獲得に向けた取り組みは。

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