アウトサイドのメンズカジュアルブランド「サンカ」は、ビームスから独立した丸山剛彦さんが手掛ける。ブランドを立ち上げて丸8年が経つが、単品の集合体というスタンスは変わらない。品番によっては、同じ素材と形で、毎シーズン卸し先から追加をもらうロングセラーもある。生地から縫製まで日本製を追求し、その良さを丸山さんのフィルターを通してアピールする。
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ビームス時代の職歴では、バイヤーが長かったです。自分のブランドでものづくりするようになり、知識が増え、クオリティーも上がったと思います。当初から日本製の良さを伝えたいという思いは強く、織りネームにそう明記していました。
業界の日本製ブームは今さらの感があります。為替の影響もあり、国産回帰の流れは強まっていますが、工場のスペース、生産能力は限られます。自分はずっと長く付き合っているので優先してもらっていますが、これからブランドを立ち上げる人は国内での取り組みは難しくなるかもしれませんね。
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