本選には東西の予選を勝ち抜いた10人が参加した
公益財団法人のパル井上財団（大阪市）は10月17日、都内で第6回「パル・ファウンデーション・カップ」本戦を開いた。服飾専門学校や大学・短大でファッションビジネスを学ぶ学生が対象の接客販売ロールプレイングコンテスト。9月に東西で行った予選参加者（22校、41人）の中から選ばれた10人が接客技術を競った。
同コンテストは販売のプロを目指す学生の育成支援や、ファッションビジネス専攻学生の実践的カリキュラムの一翼を担う目的で、18年から開始。今回のテーマは「また接客してもらいたい、また来店したいと思われる接客をしよう」。審査は顧客ニーズの把握と対応力や提案力、個性・魅力、販売力を基準に採点した。
最も優秀なプラチナ賞は樋口ことみさん（東京モード学園）、ゴールド賞は高田新太さん（名古屋モード学園）が受賞した。シルバー賞には井田祥太さんと西澤瀬里茄さん（ともに織田ファッション専門学校）が選ばれた。「客の要望を引き出す能力が高く、商品知識が豊富な人が揃い、年々レベルが上がる中、客との会話を楽しめた人が入賞した」と審査員。来年の本選は大阪で開く予定だ。
