ファレル・ウィリアムスによる「ルイ・ヴィトン」考察(ファッションカタリスト・小宮班誌)

2023/11/07 14:00 更新有料会員限定


「ルイ・ヴィトン」24年春夏パリ・メンズコレクションから

 ファッションにおける最大の価値は「新しさ」であろう。今年、「ルイ・ヴィトン」のメンズクリエイティブディレクターに音楽プロデューサーに出自を持つファレル・ウィリアムスの就任が大きな話題となった。そこで彼の表現する新しさとは何で、それはどこから生まれたのだろうかとあれこれ考察してみた。

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ラグストの文脈

 ファレルは歌手、イベントオーガナイザー、ファッションデザイナーや現代アートコレクター、はたまた人権や環境活動家としての顔を持つ。いわゆる肩書を「/」で区切らないといけない「スラッシャー」である。6月に開かれたデビューショーは、前任のヴァージル・アブローの発信した「ラグジュアリーストリート」(ラグスト)スタイルを発展させ、さらにポップカルチャーを融合して、見事にエンターテインメント化させて成功したと言えるだろう。

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