ラッドタイムズ(東京)のメンズブランド「ピッグアンドルースター」は1日、ブランド初の直営店を六本木ヒルズウェストウォーク4階にオープンした。大人の男性を対象に、リラックス感がありながらも、上質で格好良く見えるカジュアルウェアを提案する。
同ブランドは13年にスタートした。デザイナーは、大手セレクトショップで販売を、アパレルブランドで企画・デザインを経験した栗田裕一さんだ。
販路は卸販売とオンラインストアが中心。国内では大手セレクトショップから地方の個店専門店まで約30社と取引がある。ハワイや韓国、香港、台湾にも卸し先がある。ブランドの中心客層は30~40代中心だが、最近は「ロンハーマン」と協業商品を販売した影響で20代の客も増えている。ブランドの世界をトータルで伝えるため、直営店の開設はかねてより構想しており、このほど実現した。
プリントTシャツやパーカ、デニム、チノのジョガーパンツなどシンプルで飽きのこないカジュアルウェアに加え、直営店限定商品も販売している。エルメネジルド・ゼニアの「トラベラー」というシワになりにくい生地を使用したセットアップ(ジャケット4万8000円、パンツ2万8000円)やバッグブランド「ゼプテピ」のメッシュサコッシュ(7500円)などがある。スポンジ素材のサーフボード「オディシー」など一部、仕入れ商品も扱っている。売り場面積は約50平方メートル。
今後は「カテゴリーにとらわれず、どんなブランドにも合うようなブランドを目指していきたい」(栗田デザイナー)という。中目黒への路面店開設も引き続き検討していく。