韓国発のサステイナブル(持続可能)なファッションブランド「プリーツママ」が日本での販売を本格スタートする。これに伴い、「倫理と向き合うコンビニ」としてエシカル(倫理的)な商品を扱う「エシカルコンビニ」伊藤忠SDGsスタジオ(東京・北青山)店で期間限定店を開いている。6月21日~7月3日。
プリーツママは、17年にソウルでデビュー。海洋廃棄物やプラスチックをリサイクルして作った生地に、熱処理や薬品を使わない特許取得済みのプリーツ加工したトートバッグをアイコンに、韓国、アメリカ、シンガポール、香港、ヨーロッパなどで販売している。
日本ではバーニーズニューヨークだけで扱っていたが、ブランド単体で消費者に直接提案するのは今回が初めて。まずはバッグに特化したラインナップで認知を広げていく狙いだ。ブランド名の〝ママ〟には、デザイナー自身が母である目線から「楽しく難しくないようにサステイナブルを伝えたい」との思いがある。キャッチーなデザインのバッグで気軽に手に取ってもらうことで、「考えるきっかけになれば」という。
期間限定店は、ブランドの世界を体験できる空間として、わくわく感や写真映えを意識。アイコンのトートバッグをはじめ、新作の変形ハンドバッグやスマートフォンと財布が入るショルダータイプのミニバッグなど、豊富なバリエーションを用意した。一番人気のワンカラーのトートバッグ中サイズ税込み9790円。
今後はエシカル、ファッション、エンターテインメントを切り口に、プロモーションを強化する。
プリーツママJAPANの野田佳代代表は「日本の廃棄業者と提携するなど、日韓でつながる取り組みも視野に入れている」と話す。