上質なウェアとライフスタイルグッズが揃う合同展「プラグイン」(繊研新聞社主催)の3月展で、来場者が印象に残ったブランドに投票するプラグイングランプリに、婦人服の「アデリー」(サプライズ)が選ばれた。同ブランドは前回(18年10月展)に続き、連続受賞となった。
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89の全出展者のうち、85ブースが投票の対象で、技術力を駆使して作り上げた完成度の高いブランドが上位に入った。1位のアデリーはワンピースを軸に刺繍や素材、パターンにこだわっている点や、3位に入った新潟県の「クールファッション開発プロジェクト」の3社はニット専業で、長年培ってきた技術を基にした物作りなどが支持された。加えて、両者は「分かりやすいブース作り」「明るく、さわやかな接客と声掛け」「インスタグラムへの投稿を狙った展示」など、関心を高める仕掛けや積極的な営業も際立ち、票を伸ばした。2位のバッグの「ソグリア」(ヴァリアント)も大人っぽいデザインや華やかなブース作りで人気だった。
3日間の来場者数は2600人で、前回比13%減だった。バイヤーは微減でビジターの減少が響いたが、出展者の多くは「来場者は期待を下回ったが、商談につながった」「新規開拓につながった」と手応えを感じたようだ。
次回は10月23~25日、東京・渋谷ヒカリエ9階のヒカリエホールで開催する。