イタリア南部に位置するプーリア州は、繊維・ファッション関連の輸出に力を入れている。同州にはファッション企業が約5000社あり、多くが中小企業だ。10月1~5日には同州の商工業促進・企業国際化推進部門が主催し、日本のバイヤーを招いてレッチェ、ターラント、バーリの各都市で企業やブランドの視察、BtoB(企業間取引)ミーティングなどを行うビジネスツアーを開いた。
(藤本祥子)
フィエラ・デル・レヴァンテ国際見本市の会場では、BtoBミーティングやセミナーなどが開かれた。セミナーには、同州を代表してアレッサンドロ・デッリ・ノーチ経済開発審議官やジャンナ・エリーサ・ベルリンゲリオ経済開発局局長、トーマイタリアンブランズグループのサルバトーレ・トーマ会長らが出席した。ノーチ経済開発審議官は「私たちは今、ファッション分野に多大な投資をしている。ファッション分野には中小企業が多く、十分な公式サイトやECがなかったりする。今後はデジタルトランスフォーメーションにも力を入れていきたい」と話した。