【パリ=三冨裕騎】7月4日に閉幕したプルミエール・ヴィジョン(PV)パリ25~26年秋冬は、ジャカードによる立体感や精緻(せいち)な柄の表現など、一見して華やかなインパクトのある印象の生地が見られた。プリントも幾何柄や植物柄を問わず大判のものが多い。一方で時間の経過を感じさせるようなビンテージ感や、長く使えるような上質素材にも引き合いがある。ファッション性とサステイナブルを両立させるような素材の開発も活発だ。
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ツイードやジャカードのマリア・ケントは、ラメや意匠糸をふんだんに使い、クラフト感と華やかさが同居する個性的なコレクションを発表した。日本向けを含め北米、韓国向けなども好調で「コスト増で節約モードの中、真逆の生地作りで目立っているのでは」という。
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