《編集委員がお答えします》リユース市場はどこまで伸びる?

2024/03/05 07:58 更新有料会員限定


安さはリユースの魅力の一つ。若者以外はまだ開拓の余地がある(下北沢駅前)

 「リユース(中古)市場はどこまで伸びますか」という質問をいただきました。中古品購入者の増加を背景に伸び盛りの市場ですが、さて、どこまで成長するのでしょうか。今後の展望について、永松浩介編集委員がお答えします。

 リユース市場が元気です。物価高で新品の値上げが続くなか、価格に敏感な消費者が代替品として購入する動きが顕著です。他人とかぶらない一点物も若者にとっては魅力のようです。さらに円安を受け、インバウンド需要も市場に積み上がります。

30年に4兆円へ

 リユース市場を時系列で推計しているリサイクル通信によると、最新の22年度の市場は2兆9000億円。カテゴリー別で最も大きいのが衣料・服飾品で5200億円、次がブランド品3100億円と続きます。今後も成長が続くとみており、30年には4兆円に達すると指摘しています。

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