ランジェリーク、高感度客の百貨店で伸び

2016/03/02 06:45 更新


 カドリールインターナショナルは、百貨店向けレディスインナー「ランジェリーク」の16年3月期の売り上げが前期比10%増となる見通しだ。店舗数は前期と変わらず、既存店が伸ばした。ランジェリークは今期に事業部化し、3年後に15年3月期比で30%増を目指す中期計画を策定。初年度を「成長に向けた地固め」(清水一宏事業部長)とし、販売員の適材適所の配置変えや客単価アップ、リピーター獲得に取り組んできた。 

 百貨店のレディスインナーはボリュームゾーンよりも一格上の価格帯でファッション感度の高いブランドの売り上げ構成比が高まっている。ランジェリークはそのゾーンと合致し、ワイヤブラジャーの価格帯は8000~1万円が中心。伊勢丹新宿本店や阪急うめだ本店など高感度客が多い都市型百貨店での伸びが高い。

 1月にレディスインナー売り場をリニューアルし、ファッション性の高いブランドを集積したコーナーを作った阪急うめだ本店は改装後のランジェリークの売り上げが約2倍になっているという。

都市型のファッション感度の高い百貨店で売り上げを伸ばしている(写真は16~17年秋冬物)

続きは繊研新聞で



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事