渋谷ヒカリエのイベントスペースでは、JFWネクストブランドアワードを受賞してショーを行った「テルマ」の洋服の展示と、プリント柄で協力した京セラの技術の紹介を7日まで行っている。
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柔らかなシアー素材に浮かび上がるオプティカル柄は、昨年発表した顔料インクジェットプリンター「フォレアス」によるもの。独自開発した顔料インクを使い、水洗いの工程が必要ないため「水の使用料を染料に比べて99.98%削減できる」。
デザイナーの中島輝道は「日頃から環境に配慮した物作りを考えるなかで、プリント後の柔らかさや風合いの良さに共感できた。アセテートなどプリントが難しい素材も、とても良いクオリティーに仕上がった」と話す。シアー素材の透明感を保ったまま色柄を表現でき、異素材の混紡、交織した生地にも対応している。