アールイークロージング 都内百貨店での限定店を再開

2020/06/03 10:58 更新


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 アールイークロージング(東京、早川英也代表)はメンズブランド「アールイーメイドイントウキョウジャパン」(Re)で、コロナ禍のため中止や延期となっていた都内百貨店での期間限定ショップの開設を6月から再始動する。販路戦略として強化してきた百貨店や既存卸先である地方の個店では、アプローチしきれなかった新規客開拓で成果を上げてきた。今後は百貨店などで認知度向上を進めるとともに、ECの強い卸先との取り組みを深めるなどダイレクトに消費者とつながる場作りにも力を入れる。

(大竹清臣)

 都内百貨店での期間限定店は3月末までは開設してきたが、売り上げは平常時の6割ほどまで落ち込んだ。そのため、販売スタッフを減らし、ショップ運営に臨んだという。4月中旬から大型連休後までに予定されていた期間限定店は中止。その後、「緊急事態宣言」が首都圏でも解除されることとなり、6月からは松屋銀座本店、高島屋日本橋店、大丸東京店での期間限定店の開設が決まった。

 ただし、「当面のウィズコロナの状況下では例年通りの売り上げは見込めない。インバウンド(訪日外国人)偏重型エリアよりも、今後数年は首都圏でも地域密着型で周辺の富裕層を囲い込めている百貨店に商機がある」とみている。

納期ずらし対応

 早川代表は「コロナ禍で売れ筋が変化し、実用的な服が求められている。キーワードは、シンプルでスタンダード、長く着られる良いもの、メイド・イン・ジャパン」と強調する。Reは東京の下町のカットソーOEM(相手先ブランドによる生産)企業出身の早川氏が07年に創設したメンズブランド。トレンドに左右されず、カットソー主力のシーズンレスな定番商品が多いので、9月末まで販売することも可能だという。

ブランドのアイコンになっているメイドイントウキョウのドレスTシャツ

 予定していた4月の秋冬物展示会は6月中旬に延期する。秋物のデリバリーを例年よりも1カ月半遅らせる。生地調達から小ロットな縫製、クイックなフォローも可能な生産背景を持つ同社だからこそ、生産のリードタイムが短くても十分に対応できる。これまで早過ぎた納期をずらすことで実売期に店頭投入し、プロパー価格で勝負できる。

デジタル戦略強化

 5月の大型連休明けから、自社ECは伸びている。今後は自社ECやECを得意とする卸先とのパイプを太くするなどデジタル戦略を強化する。SNSでもブランドの歴史や生産背景、作り手の思いなど付加価値を高める発信が不可欠だという。「今まで以上にDtoC(メーカー直販)ブランドが注目されるアフターコロナは攻めるチャンス」との思いが強い。

 早川代表は、東京・代官山のオフィス兼直営店を駐車場完備のショールームとして、アクセスが良い立地に移転する将来ビジョンも見据える。

「日本製のシンプルで長く着られる服が求められている」と早川代表

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