ベイクルーズ出身の2人が21年春に始めた「redad」(レダッド)。本来の用途では使いづらくなった良い素材を、おしゃれにリメイクするブランドだ。リメイクやビンテージに長く携わった2人の経験を生かし、洋服に限らず、雑貨なども手掛ける。自社ECのほか、セレクトショップや百貨店などで販売、プロスポーツのユニフォームの再利用や、産地企業との協業など、異業種との取り組みも始まった。
(永松浩介)
土臭さを消す
山口翼さんと茂木(もてぎ)昭典さんが手掛ける。山口さんは「ジャーナルスタンダード」のメインバイヤーで、国内外で買い付けをしていた。北米や中南米で好んで仕入れや商品開発をしていたが、中には素材は良いが売り物にならない古着も多く、「もったいないな」と感じていた。古着が高騰していたこともあり、そんな素材をリメイクにすればブランドになるのではと考え、会社に起案、「ボナム」を立ち上げた。
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