カジュアルメーカーのハイドアウトが製造・卸販売するヤングミセス向けの自社ブランド「ルニー・トーキョー」の17年梅春物は、モード寄りのカジュアルテイストで、ウォッシャブルなど機能面にもこだわった服を出す。セレクトショップ販路の開拓も進んでいる。
コンセプトは「永遠の30歳に向けた大人のおしゃれ服」。働く女性が、オン・オフシーンに着回しできるカジュアル服として、国産の生地、縫製でブラウス、パンツ、スカートを中心に企画する。
商品は、素材、フォルム、様々な技術で独自性を出す。大人の女性が気にする二の腕部分などを上手に隠せるフォルムにするほか、生地は機屋の協力を得て洗えるように開発した。
17年梅春物の素材もウォッシャブルを基本に、ポリエステルのオリジナルヒョウ柄のフェイクスエード、幾何学柄オリジナルプリント、ブッチャー織り、ストレッチべネシャン生地など多岐にわたる。追加フォローができるよう機屋と協力する。
スタイリングでは、リボン使いのラップ風スカートとプリーツディテールのブラウス、リボン付きフェイクスエードブラウスとオリジナル幾何学柄プリントのフレアスカート、セットアップのベストとワイドテーパードパンツなどの組み合わせを提案する。ワンピース2万6000~3万2000円、ブラウス1万3000~1万6000円。スカート・パンツ1万3000~1万8000円。サイズは3サイズ。
販路はセレクト専門店が中心。「大手セレクトショップ中心に10社との契約も取れた。さらに拡大を図りたい」考えだ。