福祉関連の四つの団体・企業が共同で、障害者が作る一点物を販売するオンラインストア「再入荷未定ショップ」をオープンした。
参加団体・企業は、ヘラルボニー(松田崇弥社長)、一般社団法人障害攻略課(澤田智洋理事)、NPO法人D‐SHiPS32(ディーシップスミニ、上原大祐代表)、一般社団法人ゲットインタッチ(東ちづる代表)。
ストアの立ち上げは、4社・団体がコロナ下で行った障害者施設のマスク不足を支援するプロジェクト「#福祉現場にもマスクを」がきっかけ。このプロジェクトを通じ、新型コロナウイルスの影響で福祉施設が一時的に閉所したり、利用者が来られずに作れないものがあるなどの問題が分かった。
福祉現場で作られるものはもともと、大量生産できない、安定供給できない、いつ完成するか分からないという課題がある。これを「物作りの本質的な在り方」ととらえ、その価値を伝える。再入荷未定だからこそ、大事に愛着を持って扱ってもらえるのではないかとも期待する。
ショップではシャツ、Tシャツ、ぬいぐるみ、マフラー、トートバッグ、ポーチ、ピアス、陶器など全国の福祉施設で作られた、品質の高い商品をセレクトして販売する。