糸加工の山越、同一原糸で濃淡表現

2015/09/30 06:45 更新


 加工糸製造販売の山越(石川県、山中友希社長)は、杢のような濃淡が表現できる加工糸「エンジェロンゆらぎ」を開発した。繊維機械メーカーのTMTマシナリーと開発した特殊な糸加工機を使用、同一の2本の糸で仮撚り条件を変え、性質の異なる糸を作ることで生地に濃淡が生まれる。来年夏には量産機を導入して本格販売を開始し、開発済みのポリエステル長繊維同士のほか多様な複合糸の開発も進める。

 山中社長はTMTの出資3社のうちの一つである村田機械の出身で、埋もれていた過去の特許技術などをベースに新加工糸を発想、人的ネットワークのあったTMTとの協業で開発に至った。

ポリエステル100%でナチュラルな風合いに
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