イタリアの高級革靴「サントーニ」は今春、顧客と共創する「One of One(ワンオブワン)」を始めた。本国の直営店を中心とする対面接客とECを融合し、ビスポーク、メイドトゥオーダー、装飾のカスタマイズ、アフターケアを一体化したプログラムだ。
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顧客を消費者ではなく、共創者としてサントーニのクラフトマンシップを体験してもらう。所有することにとどまらない価値を提供する。ビスポークの「One of Kind」は専任のスタッフ、マスターアルチザンと話し合って作り上げる。製作期間は16~20週間で価格は初回の1足が8000ドルから、追加の1足は5600ドルから。
メイドトゥオーダー「One Yours」は、10種類のモデルをベースに、130種以上の素材と色の組み合わせが可能だ。染色もしていない、天然のシボが入ったカーフ、シルクのような軽やかな質感のカーフスエード、アリゲーターなど希少性の高い革も揃え、約12週間で製作する。価格は既成靴の30%のチャージアップとなる。
アフターケア「One Foever」は革靴を長く履き続けられるよう、磨き、色の補修、ソールの張り替えなど丁寧に対応する。

店頭でカスタマズする「One Live」は、革小物のイニシャル刻印、ローファーのタッセル装飾など。

サントーニのECでは、直営店でオーダーするための予約、オンラインで相談に乗る仕組みを整えた。26年末にはカスタマイズシステムの導入を予定する。
現状は日本国内に直営店はないが、輸入代理店を担うストラスブルゴが百貨店を巡回して期間限定店を実施している。4月28日まで行っていた名古屋三越栄店ではOne Yoursのモデル10種類を扱った。
