三栄コーポレーションは、19年度から推進する〝地球にやさしい〟をコンセプトとした「アワー・アース・プロジェクト」の公式サイトを6月20日に開設した。エシカル（倫理的な）やサステイナブル（持続可能な）を切り口としたブランドの輸入販売や、OEM（相手先ブランドによる生産）、素材やサービスの提供を通じて、持続可能な地球環境や社会の実現を目指す。新規導入したサステイナブルブランドを販売する期間限定店を、6月27日に銀座ロフトに出店する。
新規導入した3ブランドは、クラウドファンディングを経て、銀座ロフトが初の実店舗の販売となる。自動車のエアバッグをアップサイクルしたドイツのバッグブランド「エアーパック」、海洋廃棄プラスチックをアップサイクルしたドイツのバッグブランド「ゴットバッグ」、衣料品の製造工程で出る綿の端材をリサイクルするフィンランドのアパレルブランド「ピュアウェイスト」を、公式ECに先駆けて販売する。同店限定で、オリジナルプリントのリサイクルコットンTシャツとエコバッグも販売する。銀座ロフトの時計売り場では、同プロジェクトのブランドのひとつでドイツの時計ブランド「カーブホルツ」も販売している。
「当初、5月30日（ごみゼロの日）のスタートを予定していた期間限定店は新型コロナの影響で遅れてしまったが、この間の生活様式の変化で、消費者の志向はよりサステイナブルで地球にやさしい方向へ加速するのではないか」と同社。消費者や企業・団体が、SDGs（持続可能な開発目標）やサステイナビリティーへの意識を高める時代背景に即し、同社の輸入販売やOEMの機能を総合的に活用していく。また、日本環境設計とのパートナーシップ契約や、合同展ルームスのエシカルエリアへの出展、日本エシカル推進協議会やサーキュラーエコノミージャパンへの参加などを通じ、他の企業や団体との協業も広く模索する。
