テーラード中心のニューヨークのメンズウエア見本市「マーケット」(BJIファッショングループ主催)で、長年出展している三陽商会ニューヨークの、撥水(はっすい)性に優れたウールのレインコートが注目された。
カシミヤより細い14.5ミクロンのウールで、タスマニアから原料を仕入れた以外は全て日本製。手触りもシルクのようなタッチで驚かれたという。バルマカーン(小売価格1595㌦)、チェスターフィールド(1495㌦)、ピーコート(1725㌦)があり、色はミッドナイトブルーとタンの2色。
他には、キルティングの裏を付けたコートが人気だった。西海岸の店向けには、キルティングの裏付きでショート丈が良い。アウトポケットのサイドから手を入れられることは絶対必要と言われるそうだ。(杉本佳子通信員)