お客様に商品をお見せするときに、センスを感じさせる所作のコツをご紹介します。
出典:「レックスタッチ」
「楽」で「楽しい」!
お客様にいろいろとお勧めするとき、あなたは通常いくつお見せしていますか?
目の前には、いつも3点を置くようにしてください。3つから選ぶのは、心理的に楽で、「楽しさ」を感じていただけるからです。
服のように大きな商品の場合、3点以上になると目が疲れてきます。その場合は、新しい商品を1点追加してお見せしたら、あまり関心のなさそうなものを1点しまい、目の前の3点を維持するようにします。
ジュエリーなどの小物の場合でも、基本は一緒ですが、トレーの上にならべるのは、マックスで5点。接客をしながら、関心の低いものをさげて、3点に絞り込んでいきます。この際、お客様の関心が高いものを真ん中に置くようにします。
さらに絞り込んでいく場合もありますが、実際には、3点のなかから1点が選ばれることが多いようです。
さらに…小技!
人は、動くものに目が惹かれます。そういう習性をもっています。お客様の関心が高いと思った1点を中心に置くのですが、その商品にタッチする回数を増やす、あるいは所作を丁寧にするなどして、印象づけを強くすることができます。
接客は言葉だけではありません。小さな所作にもお客様の心を誘う力があります。
■「レックスタッチ」運営元について
藤永幸一 20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。