SCの開発ペースが鈍化する中、今年は大手ディベロッパーを中心に、大型SC・複合施設の開業が相次ぐ。昨年は国内での開業がなかった三井不動産が今年は広域型SC(RSC)のららぽーと2施設を含む3施設をオープン、イオンモールは2施設目となるアウトレットモールを開業予定だ。コロナ禍でECがさらに拡大し、消費者がSCに求める役割が多様化する中で、多くの施設が物販での特性を出しながら、買い物以外の「時間消費」機能を充実し、「リアルな場としての価値向上」を目指している。
(有井学)
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日本ショッピングセンター協会(SC協会)によると、今年は31のSCが開業する見通し。昨年の開業数24施設は上回るものの、20年の40施設、19年の46施設には及ばず、開発ペースは落ちている。
こうした中でも、今年はコロナ禍前から開発が計画されていた注目のプロジェクトが数多く開業する。
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