日本ショッピングセンター協会は8月4日、上期(1~6月)に国内で開業したSCと下期に開業予定のSCを発表した。今年の開業SC数は31施設(速報値)となる見込み。大幅に減少した昨年の18施設を上回るものの、大半が中小規模の施設で、平均店舗数と面積は減る見通しだ。
SC協会調査によると、上期の開業SCは前年上期の10施設を上回り、18施設となった。大都市部の大型複合施設では、ベースゲート横浜関内(開業日3月19日、店舗面積2万550平方メートル)、アトレの大井町トラックス・ショップ&レストラン(3月28日、1万7000平方メートル)、パルコと大丸松坂屋百貨店が名古屋・栄に出したハエラ(6月11日、1万1146平方メートル)。郊外SCではイオンタウン岐阜北方(3月27日、5万3960平方メートル)、イオンモールのイオン八王子滝山(6月26日、1万7000平方メートル)と一定規模の施設もあったが、多くが足元商圏を対象にした中小規模。結果、上期の開業SCの平均店舗面積は1万4992平方メートル(前年上期2万352平方メートル)、平均店舗数も32店(82店)に減少した。テナントの業種別構成比(店舗数)はSCでの時間消費需要の高まりを反映し、飲食が33%(20.4%)、サービス22.3%(15.2%)に増加した。
下期は13施設が開業する見込み。9月17日に東京・自由が丘にヒューリックなどが開業する自由が丘ミューズスクエア(約1万1100平方メートル)、丸広百貨店が埼玉県入間市に秋に出す「まるひろ入間SC」(約1万8000平方メートル)、12月9日に開業するJR中野駅ビルのアトレ中野(約7300平方メートル)など関東が半数を占める。店舗面積が1万平方メートル以上の施設は5施設、2万平方メートルを超えるのはイオンモール伊達(福島県伊達市、約6万2000平方メートル)だけで、引き続き、中小規模が大半だ。
なお、SC協会調査による国内既存SCの上期の売上高(速報値)は4.1%増。